御嶽山(標高3,067m)例会報告
~5年ぶりの御嶽山山頂へ~
日時:2019年8月11日(日)「山の日」
参加人数:13名
ランク:A健
コースタイム:
5:00 集合・出発 ー 8:10~8:25 御岳ロープウェイ乗車 ー 8:28 飯森高原駅から登山開始 ー 9:34 八合目女人堂
ー 11:43~12:26 御嶽山山頂(大休憩)-1 2:43~12:53 二ノ池(小休憩)-14:57~15:12 御岳ロープウェイ乗車
ー 15:12~16:00 センターハウス(着替えなど)ー 19:00 集合場所到着・解散
活動距離:8.2km
活動時間:6時間29分
高低差:948m
累積標高上り / 下り:1,015m / 1,036m
山行概要:
御岳ロープウェイで一気に標高2,150mの飯森高原駅(山頂駅)へ。ここから登山開始し、約10分で七合目の行場山荘。
序盤は、岩場の少ない整備された木の階段が中心で登りやすい。
八合目の女人堂を過ぎると、森林限界で一気に視界が開ける。そこから九合目までは、ザレ場や岩場。
九合目からは二ノ池を望んだり、近づいてきた山頂を眺めながら、気持ちの良い、比較的なだらかで登りやすい登山道。
山頂では、期待していた独立峰ならではの眺望は、ガスがかかり、見えなかった。
御嶽神社奥社でお詣りをさせて頂き、規制解除で御嶽山山頂に来れたことに感謝しつつ、ランチ。
新築された二ノ池山荘に立ち寄ったあと、ガスが流れ 見え出した爽やかな夏の眺望に癒されながら下山した。
御岳ロープウェイ山麗駅から。お花畑越しの御嶽山。
標高2,150mの飯森高原駅(山頂駅)まで、一気に標高を稼ぐ。
山頂駅展望台より。夏空に映える御嶽山の各ピーク。
そして、手前に乗鞍岳。後方に槍ヶ岳、奥穂高岳、前穂高岳、常念岳などの北アルプスも見えた。
その魅力的な山々をカメラに収めたり、山座同定で楽しむメンバー。
山頂駅展望台で爽やかな展望を満喫したあと、シラビソの小径を進む。ウッドチップが敷き詰めてあり、フカフカで足に優しい。
山頂駅から約10分。七合目の行場山荘に到着。
七合目から約一時間。八合目の女人堂に到着。
八合目あたりから森林限界。一気に視界が開ける。目指す山頂も見えてきた。噴石も目立ち始める。
振り返ると、雲の切れ間から この景色。
九合目の石室山荘が見えてきた。
頂上まで約30分。頑張りどころ。
さすが3,000m近く。空気が薄く、息が上がる。
二ノ池が見えた。
「本当にきれいな青い池だったのに...」メンバーの悲しそうな口調に、かける言葉が見つかりませんでした。
以前のような青い池が、少しでも早く見られる日が来ますように...
頂上直下に建てられた避難用シェルター。3基で90人が避難出来るそうです。
階段を登ると御嶽神社奥社。その境内が山頂。
御嶽山山頂(剣ヶ峰海抜3,063m)
新築の奥社でお詣りをさせて頂きました。
硫黄臭がして、活火山であることを実感しました。
山頂から見下ろす一ノ池と二ノ池。
下山時、新築された二ノ池山荘(写真上部)へ立ち寄った。
白衣の御岳講の方々が「六根清浄」を唱えながら登っている姿も印象的だった。
至る所に像・石碑・鎮魂のモニュメントが見られ、古来から山岳信仰の山として崇められていることがわかる。
噴火の影響で荒れた地には、オンタデが咲いていた。優しい黄白から紅色の花。新しい息吹を感じ、心が和んだ。
今回、無事に御嶽山に登拝させて頂き、災害などでお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り出来たことに感謝しています。
復興に尽力を尽くされている様子や、噴火の爪痕が残る様子を目の当たりにし、胸が詰まるような感情を抱きましたが、
下山中に見えた この爽やかな景色が、優しく癒してくれているように感じられ、とても感慨深い例会となりました。