木曽駒ケ岳(2956m)個人山行報告
2018年9月17日(祝)~18日(火)
参加人数 4名中央アルプス最高峰の木曽駒ケ岳に、駒ケ岳ロープウェイを利用しないで、桂木場登山口から頂上山荘テント場でテント泊をして桂木場登山口に下山しました。
【登山口までのお勧めのルート】
金沢から中央アルプスに行くには、福光IC-飛騨清見IC区間のみ高速道路を利用して、木曽町経由で行くと最も経済的に行くことが出来ます。
高山市街地などを除いて信号もほとんどなく、快適に「法定速度」で走ることが出来ます
金沢市内から登山口まで約4時間です。
9月17日(祝) 曇り
【山行概要】
桂木場登山口から西駒山荘を経由して、馬の背コースを行く予定がルートを間違えて濃ケ池ルートを進み、途中で間違いに気が付いて分岐まで戻り、頂上山荘テント場に着きました。
【山行データ】
20180917木曽駒1日目GPS軌跡.gdb【コースタイム】
集合5:00-桂木場テント場9:13-大樽避難小屋12:25-西駒山荘14:47-馬の背コースとの分岐15:38-間違いに気が付く15:54-馬の背分岐16:13-頂上山荘17:42
(道間違えによるロスタイムは35分)
【危険情報】
桂木場登山口から直ぐ近くの登山道で台風被害で倒木による、登山道整備がされています。その迂回ルートが、滑りやすく危険ですので十分に気を付けてください。
木曽駒ケ岳登山はロープウェイに乗り千畳敷から登るのが一般的ですが、今回はロープウェイが開通する前に利用されていた桂木場登山口から歩いて木曽駒ケ岳を目指しました。
登山口です
このルートは新田次郎の「聖職の碑」の舞台になったところです。
また、落雷による被害もあったようです
落雷確率の高い時には登山を断念する勇気が必要だと思います。
「聖職の
碑」です
大正2年8月26日に遭難事故があったようです。
(私は小説を読んでいないので内容は分かりませんが、これを機会に是非読んでみたいと思っています)
そして西駒山荘石室です
西駒山荘です。とても新しい山小屋でした。(夕食のカレーがおいしいらしい)
山荘の近くに水場があります。
北海道のドドワラみたいな風景です
この一番上の石は「マンボウ」に似ていませんか?どうでもよいことですが・・・・
紅葉も始まっていました
重いテントを背負って、累計標高差で約1900m登り、オマケに私の道間違えによるロスタイムもあり、テント場に着く頃は夕闇が迫っていました。
翌日は快晴の予報なので、それを期待してテント泊しました。
星空が本当にきれいでした
9月18日(火) 晴れ
【山行概要】
木曽駒ケ岳頂上テント場から木曽駒ケ岳に登ったのち、濃ケ池経由のルートで桂木場登山口に下山しました
【山行データ】
20180918木曽駒2日目GPS軌跡.gdb【コースタイム】
テント場発5:40-木曽駒ケ岳山頂5:55-駒飼ノ池9:08-伊勢滝9:25-濃ケ池10:00-遭難碑10:53-西駒山荘12:00-登山口15:51-解散21:30
テント場から見たご来光です
木曽駒ケ岳山頂です
山頂からの御嶽山です
南アルプスの奥の富士山です
やはり中央アルプスは北アルプスから見るより富士山が大きく見えます
北アルプスです
空木岳まで続く中央アルプスです
テントを撤収して中岳に登りました
八ヶ岳です
宝剣岳です
駒飼ノ池と濃ケ池間は梯子が連続する、激下りが続きます。かなりシンドイ区間です
美白の岩肌がきれいです
渡渉箇所もありました
濃ケ池に到着しました
私は初めて訪れましたが、本当に美しい池です
濃ケ池にあった、お姫様像です。濃姫(織田信長の正室)とは関係ないようです
本当にここはお勧めの場所です。まだ訪れたことのない方は是非訪れてください。
木曽駒ケ岳から別れを告げて、西駒山荘に向かいます
茶臼山です
私はこれで中央アルプスは3回目ですが、ロープウェイを利用して空木岳に向かうルートも素敵ですが、西駒山荘方面も本当に素晴らしいルートです。
登山者も少なくて静かなコースです。
是非、訪れてください。
ただしテント泊でこのルートは、金沢ハイキングクラブのランク制では間違いなくB健レベルです。
ロープウェイ利用や西駒山荘泊などを検討すると、もっと楽な山行になりますので、濃ケ池のすばらしさを味わってください。お勧めします。