針ノ木岳(EL2821m) 日時:2017年5月20日(土) 日帰り 参加者:6名
コース状況 技術レベル★★★☆☆ 体力レベル★★★☆☆
終日快晴!ほぼ無風。稜線での気温18度。視界は少々霞むも良好。
下界の大町市・晴れ~くもり・最高気温28度~最低10度。日の出4:38-日の入18:52
砺波市3:00発~北陸道~糸魚川IC~R148~扇沢駅無料第一駐車場6:05着
【行程TOTAL】距離10.51km、累積UP/DN1564m・7時間54分(休憩含む)
スタート扇沢駅7:04~針ノ木岳12:42~フィニッシュ扇沢駅14:58
大勢で賑わう有名なスポットの白馬・後立山連峰と裏銀座との中間点に存在する
マイナーな山域で、混雑しそうな時節でも意外に人が少なく静かな山です。
気温が高く日差しも強く、雪はグサグサな柔らかい状態でアイゼンも利かず…。
マヤクボ沢の急斜面は三歩進んで一歩後退するかのような足場定着に苦労した。
マテリアルよりも登坂技術が足りないのは否めないのだが…
※積雪コンディション次第で目まぐるしく変化する春季。行程計画、装備万全に。
ログは扇沢駅から。約5kmで標高差1400m登る。稜線に近付くに連れて急勾配に。
此処は早春デスネ♪ 新緑が芽吹く扇沢駅EL1425m界隈。朝7時でTシャツで充分な暑さ。
本日は夏日予報…暑いぜ! 約30分のシートラ行程を経てEL1521m地点でスキー装着。
今季は雪が多い。デブリ跡を乗り越えて序盤は快適な緩斜面EL1700m地点。
振り向くと爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳の稜線。徐々に急斜面…グサグサの雪で足元が不安定だ。
三歩進んで一歩後退するかのような雪面。先行者に差をつけられた。EL2530m地点で
シール登行に耐え切れずアイゼン装着。もっと早くシートラ仕様チェンジすべきだった(悔)
稜線EL2741mで暫し休憩して針ノ木岳EL2821mアタック。あの急壁を登っていく。
針ノ木岳EL2821m登頂!ピークからのぞむ風景。蓮華岳EL2798m~安曇野の下界。
立山の白い雪と対照的なる艶やかなエメラルドグリーンの黒部ダム。
ピークからのぞむ風景。タテヤマゴールデンコース、越中沢岳~中央に五色ヶ原、鳶山・
鷲岳~獅子岳。五色ヶ原から黒部湖へ降りて針ノ木谷を経て針ノ木岳に登る選択肢も有り。
ピークからのぞむ風景。タテヤマゴールデンコース、薬師岳~越中沢岳~鳶山。
登山道は無いが、越中沢岳から続く稜線の木挽山に行ってみたい。
ピークからのぞむ風景。「美しすぎて君が怖い♪」野口五郎
(笑) 遠くに鷲羽岳~水晶岳~
赤牛岳。手前の船窪~不動岳の稜線が崩壊進行中。 此処は距離の割に時間を要する。
ピークからのぞむ風景。高瀬ダムを眼下に手前は蓮華岳から続く七倉岳~船窪岳~
不動岳~烏帽子岳。餓鬼岳~唐沢岳、野口五郎岳。遠くに表銀座~槍ヶ岳。
ピークからのぞむ風景。燕岳~大天井岳~槍ヶ岳へ続く表銀座。槍ヶ岳と同様に尖った
前穂高岳の山容が印象的だ。右は野口五郎岳。やはり 「美しすぎて君が怖い♪」
(爆) ピークからのぞむ風景。剱岳~黒部峡谷~白馬連峰・後立山連峰。手前は針ノ木岳から
続くスバリ岳~赤沢岳~鳴沢岳。夏季は種池~柏原新道下山の周回ルートがオススメ。
ピークからのぞむ風景。鹿島槍ヶ岳と五竜岳の間で奥に見えるのは火打山&妙高山。
風景を充分に満喫し稜線EL2741mからお楽しみのドロップインスタンバイ!エキサイティングだぜ!
下界だと変質者として連行されそうな奇声を発しながら滑走! 荒れた雪面も確実な
エッヂング操作で誰も転倒せずに無事下山。スキーは愉しみながら下山するためのアイテム。
扇沢駅の無料第一駐車場では桜が散りそめ。 この季節だから拝める桜と新緑と雪の配色。
好天に恵まれた暑い日、約1ヶ月ぶりの山スキー。お天気と仕事の都合で暫しのブランク…
ゴールデンウィークはツボアシ登山なんてしている場合じゃなかったと悔やまれた。
雪に恵まれた今季、あと一回は行きたい。モタモタしていると山は逃げないけどチャンスは
逃げていく。再来週あたりにアルペンルート利用してシーズンラストの板納めかなっ。